
【株式会社トーメンデバイス】財務・事業内容・年収を徹底解説【2025年最新版】
この記事について
株式会社トーメンデバイスの財務状況・事業内容・年収・競争環境を徹底分析。他社比較や市場動向を踏まえ、成長性やリスクも解説します。
企業概要
設立 | 1992年3月19日 |
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本社所在地 | 東京都中央区晴海一丁目8番12号 |
資本金 | 20億5,400万円 |
売上高 | 3,706億7,600万円(2024年3月期連結) |
経常利益 | 62億300万円(2024年3月期連結) |
従業員数 | 187人(2024年3月31日現在) |
平均年齢 | 46.5歳 |
平均勤続年数 | 12.3年 |
財務分析
指標 | 数値 | 業界平均 | 評価 |
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ROE(自己資本利益率) | 4.7% | 8.0% | 業界平均を下回り、資本効率の改善が課題です。 |
PBR(株価純資産倍率) | 1.0倍 | 1.3倍 | 市場から妥当な評価を受けています。 |
PER(株価収益率) | 21.3倍 | 15.0倍 | やや割高で成長期待が株価に織り込まれています。 |
EPS(一株当たり利益) | 308.23円 | 320円 | やや低下傾向にあり、利益成長の回復が求められます。 |
事業内容と競争環境
- 半導体事業:売上構成比約80%。サムスングループ製の半導体(メモリー、システムLSI、ディスプレイ関連)を中心に取り扱い、国内外での販売を展開。
- 電子部品事業:売上構成比約15%。積層セラミックコンデンサ(MLCC)、LED、バッテリーなど多様な電子部品を提供。
- その他事業:売上構成比約5%。ディスプレイパネルや周辺機器の取り扱いを強化し、需要の多様化に対応。
企業の成長可能性とリスク
- 強み:サムスングループとの強固な取引関係と、豊田通商グループのネットワークを活用した販売力。
- 弱み:サムスングループへの依存度が約77%と高く、仕入先の経営戦略変更がリスク要因。
- 今後の展望:2026年3月期までに連結売上高5,000億円、当期利益60億円、ROE10%以上を目指す中期経営計画を推進中。新規顧客開拓と車載・ストレージ向け製品の強化が主な施策。
採用情報と待遇
- 初任給:23万円(大卒・2024年度実績)
- 平均年収:894万2,148円(2024年3月期有価証券報告書より)
- 各種福利厚生:住宅手当、育児・介護休暇、確定拠出年金制度、自己啓発支援制度が充実。
まとめ
株式会社トーメンデバイスは、半導体および電子部品の専門商社として安定した収益基盤を有していますが、サムスングループへの依存度の高さがリスクとなっています。中期経営計画では新たな商材の取り扱いや顧客基盤の拡大を図り、持続的な成長を目指しています。投資家にとっては安定性が魅力であり、求職者にとっても高水準の年収と福利厚生が整った働きやすい企業です。
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