『ユアサ商事』ってどんな企業？就活で気になる年収、待遇、事業内容を分析。

今回企業研究するのは『ユアサ商事』です。BtoBの企業のため、聞いたことない方もたくさんいると思います。しかしユアサ商事は規模の大きい専門商社であり、業界では高い知名度を誇ります。そんなユアサ商事の年収、待遇、事業内容を研究していきましょう。

ユアサ商事の概要

まず目につくのは企業創立の欄です。1666年にユアサ商事は創業されました。江戸時代から350年以上続く歴史ある企業です。

従業員数は連結2,242名です。ここで注意なのが、「連結の従業員数」はグループ会社を含む人数です。ユアサ商事には子会社36社、関連会社2社があります。

売上高は4,913億円です。一人あたりの売上額は2.2億円です。ちなみに経常利益は128億円でした。一人あたりでは570万円になります。一人あたりで割ると企業の収益力がわかりやすくなります。競合他社と比較して、企業の収益力の強さを計ってみてください。

平均年齢、平均勤続年数は特筆することはなく、一般的な日本企業かと思います。

就活生が一番気になる年収、待遇の面を分析していきましょう。

就職四季報によるとユアサ商事の平均年収は930万円（総合職平均）です。

これは一般的にはかなり高い水準で、専門商社の中でも上位クラスです。年収の面で不満を持つことはほぼないでしょう。

初任給は大卒で¥240,000です。ただし月給にはみなし残業代¥30,361（21時間分）が含まれています。ですので月給は21万＋21時間分の残業代3万という感じでしょうか。21時間を超えた分に関しては別途支給のようです。賞与（ボーナス）は年間6.26ヶ月分です。

上記のことより2年目の年収は420万円程度と予想します。専門商社の中では一般的かなという感じです。管理人の予想としては、若いうちはそこまで年収は上がらず、役職が付くにつれて年収のup幅がどんどん大きくなる、古き良き日本企業って感じじゃないかなと思います。

また勤務地ですが、ユアサ商事は海外に拠点を多く持っています。（国内事業所31拠点、海外事業所10ヵ国15社28拠点）　海外勤務を希望する方にはマッチするのではないでしょうか。

ユアサ商事の事業は多岐にわたっています。有価証券報告書等からユアサ商事の事業内容を分析してみます。

ユアサ商事は大きく6個のセグメントに分かれています。

産業機器、工業機械、住設・管材・空調、建築・エクステリア、建設機械、エネルギーです

産業機器、工業機械セグメントの主なターゲットは工場等の製造業企業です。センサーや制御機器、省力化ロボット等を販売します。ユアサ商事の売上の4割がこのセグメントによるものです。

住設・管材・空調セグメントでは建設業界をターゲットにしています。空調機器（エアコン）や衛生器具（トイレ）等を販売しています。またバルブやポンプ等の配管材料も取り扱っています。旬は過ぎましたが太陽光発電等も取り扱っているようです。売上の3割がこのセグメントによるものです。

建築・エクステリアセグメントも建設業界がターゲットです。ただし扱う商品が違い、フェンスや車庫等のエクステリア、ガードレール等の社会インフラに関わる製品を扱っています。売上の11％がこのセグメントによるものです。

その他、ショベルカーや高所作業車を扱う建設機械セグメント（7％）、ガソリンを扱うエネルギーセグメント（5％）があります。

上記の通り、ユアサ商事のメインの事業は工場設備関連と住設関連、建築材関連です。面接を受ける際はこの分野に理解を深めてから望みましょう。

ユアサ商事の企業分析を行ってきましたが、皆さんはどういう印象を持ちましたか？

管理人の分析では、とても堅実な会社だと思いました。また平均年収も高く、業界での知名度も抜群に高い、入社するにはとてもいい会社だと思いました。

反面、事業内容は工場設備と建築業界がメインです。これらの業界に華やかさはありません。地味です。しかしながら業界として堅実で収益性も高く、先行きも悪くありません。

おすすめ度は星５です。この記事を見てユアサ商事に興味を持ったら是非企業説明会に足を運んでみてください！