今回は業界研究をまだ始めていない人や何をしていいかわからない人向けの記事です。
業界と一言で言っても、様々な業界があります。今回は証券コードによる業種一覧から業界研究の基礎を学びましょう。(証券コードとは証券取引所で使われるものです。)
興味のない業界も一応勉強しておくことで、就活の幅が広がります。すべての業界を一度は勉強しましょう!
業種一覧
証券コードによる業種は、大分類と中分類に分かれています。下記が業種一覧です。
大分類 | 中分類 | 一部上場企業数 |
---|---|---|
水産・農林業 | 水産・農林業 | 7 |
鉱業 | 鉱業 | 6 |
建設業 | 建設業 | 100 |
製造業 | 食料品 | 82 |
繊維製品 | 41 | |
パルプ・紙 | 12 | |
化学 | 147 | |
医薬品 | 39 | |
石油・石炭製品 | 9 | |
ゴム製品 | 11 | |
ガラス・土石製品 | 33 | |
鉄鋼 | 31 | |
非鉄金属 | 24 | |
金属製品 | 42 | |
機械 | 142 | |
電気機器 | 158 | |
輸送用機器 | 62 | |
精密機器 | 32 | |
その他製品 | 52 | |
電気・ガス業 | 電気・ガス業 | 22 |
運輸・情報通信業 | 陸運業 | 43 |
海運業 | 8 | |
空運業 | 3 | |
倉庫・運輸関連業 | 24 | |
情報・通信業 | 217 | |
商業 | 卸売業 | 176 |
小売業 | 199 | |
金融・保険業 | 銀行業 | 82 |
証券、商品先物取引業 | 23 | |
保険業 | 9 | |
その他金融業 | 27 | |
不動産業 | 不動産業 | 72 |
サービス業 | サービス業 | 213 |
全ての上場企業はこの分類のどこかに属します。業界研究とはこの中分類の中身を研究することです。
これを見て皆さんは全ての業種の主要な企業と事業内容がわかりますか?
わかった人はこの記事は飛ばしていいかもしれません!
各業種の主要な企業
それではまず各業種の主な上場企業1社を見ていきましょう。
大分類 | 中分類 | 主要企業 |
---|---|---|
水産・農林業 | 水産・農林業 | マルハニチロ |
鉱業 | 鉱業 | 国際石油開発帝石 |
建設業 | 建設業 | 大和ハウス工業 |
製造業 | 食料品 | アサヒ |
繊維製品 | 東レ | |
パルプ・紙 | 王子製紙 | |
化学 | 三菱ケミカル | |
医薬品 | 武田薬品工業 | |
石油・石炭製品 | ENEOS | |
ゴム製品 | ブリヂストン | |
ガラス・土石製品 | AGC | |
鉄鋼 | 日本製鐵 | |
非鉄金属 | 住友電気工業 | |
金属製品 | LIXIL | |
機械 | ダイキン工業 | |
電気機器 | 日立製作所 | |
輸送用機器 | トヨタ自動車 | |
精密機器 | オリンパス | |
その他製品 | 任天堂 | |
電気・ガス業 | 電気・ガス業 | 東京電力 |
運輸・情報通信業 | 陸運業 | JR東日本 |
海運業 | 日本郵船 | |
空運業 | ANA | |
倉庫・運輸関連業 | 近鉄エクスプレス | |
情報・通信業 | ソフトバンク | |
商業 | 卸売業 | 三菱商事 |
小売業 | イオン | |
金融・保険業 | 銀行業 | 三菱UFJ銀行 |
証券、商品先物取引業 | 野村證券 | |
保険業 | 東京海上日動火災保険 | |
その他金融業 | オリックス | |
不動産業 | 不動産業 | 三井不動産 |
サービス業 | サービス業 | 電通 |
ここに記載がある企業は業界の主要企業で、どの業界も皆さんが知ってる企業ばかりです。
主要企業が分かれば業界のイメージが掴みやすくなりますよね!
業界研究を自己分析に結びつける
自己分析を進めているけどうまくいかない、なにがやりたいかわからないという人は多いと思います。
そんな人はまず上記の一覧表に書いてある全ての企業を研究してみてください。時間は掛ける必要ありません。
企業のコーポレートサイトとウィキペデイアを見て、どんな事業を行っているのか見てみてください。
そして少しでも興味がある業界を絞って、どんどんと深堀りしていってください。きっとやりたい仕事や行きたい企業が見つかると思います。
業界を絞らずに応募するのは失敗の最大の原因です。私も業界を絞らずにいろんな企業を見て回り見事失敗しました。
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド
管理人が個人的におすすめな業界
一部上場企業勤務の管理人が個人的におすすめな業界を紹介します。
前提として私がおすすめする業界は『斜陽業界でない』『ワークライフバランスが比較的整っている』『年収が低くない』というホワイト業界です。
寝る間も惜しんでバリバリ働きたいという人にはマッチしませんので注意してください。
まず製造業の中では、化学、ゴム製品、ガラス、非鉄金属のいわゆる素材メーカーはおすすめです。
まったりとした社風の企業が多い印象です。ただし素材の中でも鉄鋼は業界自体が海外企業に押されていてあまりおすすめしません。
次に海運業界です。かなり高給でワークライフバランスも整っている印象です。しかしながら採用人数が少なく非常に狭き門です。高スペックじゃないと厳しいでしょう。
意外におすすめなのは卸売業です。ただし総合商社はバリバリ働きたい人向けなのでおすすめしません。狙い目は専門商社です。
専門商社は世間的な知名度はかなり低いです。しかし『ワークライフバランスが比較的整っている』『年収が低くない』という要素が揃ってる企業は多いです。
年休120日以上、平均年収700万以上の専門商社を見つけるのは難しくありません。また採用人数も多く、学歴もそこまで気にされません。
文系でホワイト企業に行きたい人は絶対に専門商社を見たほうがいいです。
ちなみにこのサイトでは専門商社を多めに企業研究しています。その他のページも目を通してくださいね!
以上、業種一覧と主要企業を学んできましたが、興味が持てそうな業界はありましたでしょうか?
ぜひ就職四季報2022年版と「会社四季報」業界地図 2021年版を買って業界研究、企業研究を進めてください。
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